子ども向け人気ピアノコンクールランキングベスト10!

子ども(子供)の習い事の「王道」は言うまでもなくピアノです。ピアノレッスンを受けた子どもが目指せるコンサートにはどのようなものがあるのでしょうか?

ピアノコンサートで入賞できれば、子どもにとって大きな励みになります。ピアノコンクールの難易度や知名度も合わせて今回はランキング形式で紹介していきます。

ぜひみなさまの子ども(お子様)が無理せず、かつやる気になれるようなピアノコンサートを目指してレッスンを受けましょう。

ピアノコンクールを目指すことで、子どもの情操教育や将来の選択肢が増えます。無理せず、子どもがやる気になるようなピアノコンクールをぜひ受けてみましょう。

【子どもにおすすめ!ピアノコンクールランキングベスト10】

順位 ピアノコンクール名 一次選考の全国の会場
子ども向けピアノコンクールランキング
1位 全国こどもピアノコンクール 全国25会場
2位 全日本学生音楽コンクール 東京・大阪・北九州・名古屋・北海道
3位 全日本ピアノコンクール | 2024 全国40会場超
4位 ピティナ・ピアノコンペティション 47都道府県 全国250会場
5位 ショパン国際コンクール in ASIA 全国23会場
6位 ブルグミュラーコンクール 全国各地(各都道府県数会場)
7位 グレンツェンピアノコンクール 全国16会場
8位 ヤマハジュニアピアノコンクール 動画審査
9位 日本クラシック音楽コンクール 全国各地(各都道府県会場)
10位 東京国際ピアノコンクール 全国19会場

 

子どもにおすすめできるピアノコンクールランキングベスト10

子ども向けピアノコンクールを当サイトがベスト10としてランキングにいたしました。

全国大会、全国コンクールに向けてぜひ子どもがいらっしゃるご家庭は、これらのコンサートにチャレンジしてみてください。

なお今回「子ども」とは小学生までを指します。中学生以上向けのコンクールについては、別の機会に紹介できればと存じます。

1位 全国こどもピアノコンクール2025

コンクールURL https://classicmusic.tokyo/jnr/
部門 幼児、小1~小6まで各学年(中学生の部もあり)
予選 開催地 全国25か所
開催日程 2025年3月16日~7月5日
申込期間 2025年1月6日~各地区大会開催の30日前
全国大会 開催地 東京、大阪、福岡
開催日程 2025年8月9日、10日、11日
難易度 ★★★
曲目 約500曲の中から選択

https://classicmusic.tokyo/jnr/overview/#toc8

全国こどもピアノコンクールは、「一般社団法人日本音楽協会」が主催するコンクールで、全国ピアノコンクールと同じ信頼できる運営体制で行われています。

このコンクールは、「発表会よりも一歩進んだ集中力と技術を身に付けたい」「初めて音楽コンクールに挑戦してみたい」という子どもにピッタリです。

ピティナや全日本ピアノコンクールに参加するにはまだ早いかもしれない、という子どもにも無理なく挑戦できる場を提供します。

大会が大切にしているのは、「誰かと競う」こと以上に、期日までに曲を仕上げるために全力で取り組む姿勢や、その経験を積むことです。そのため、予選通過率も比較的高く設定されており、挑戦しやすい環境です。

楽曲を譜読みから完成まで仕上げる過程で得た練習の成果を発表し、講評を受けることで、音楽の楽しさや喜びを一層感じられる機会となるでしょう。

初めてコンクールに挑戦する方や、全国規模のコンクールへのステップアップを目指す方々に寄り添いながら、充実した学びの場を提供することを目指しています。

2位 全日本学生音楽コンクール

コンクールURL https://gaccon.mainichi-classic.net/
部門 小学生(4年生以上)ひとくくり
予選 開催地 東京・大阪・北九州・名古屋・北海道
開催日程 2024年9月
申込期間 2024年6月~7月
本選 開催地 東京・大阪・北九州・名古屋・北海道
開催日程 2024年10月
全国大会 開催地 横浜
開催日程 2024年12月日
難易度 ★★★★
曲目 以下より選択

https://gaccon.mainichi-classic.net/subject/piano/

※日程は2024年大会のもの(申し込み締め切り)

全日本学生音楽コンクール(通称:「毎コン」)は、毎日新聞社が主催する、日本を代表する伝統的な音楽コンクールです。1947年に創設され、75年以上の歴史を誇り、多くの著名な音楽家を輩出してきました。

そのため、音楽界では一流の登竜門として広く知られています。ピアノの他、フルート、バイオリン、声楽の各部門があります。

子どもの参加資格は小学4年生以上となっており、小学生の部は1つのクラスに統一されています。そのため、特に小学校低学年の生徒にとっては難易度が高く、4年生の挑戦には相応の準備が求められます。

「毎コン」は、厳しい審査基準と公正な評価を基に、参加者の技術や表現力を磨く絶好の機会を提供しています。部門ごとの競技が行われ、参加者は演奏を通して、音楽に対する情熱と可能性を存分に発揮することができます。

歴史と権威のあるこのコンクールは、本格的に音楽の道を志す方にとって重要なステップとなり、将来の目標に向けて大きな成長を遂げる場となるでしょう。

 

3位 全日本ピアノコンクール

コンクールURL https://classicmusic.tokyo/piano/
部門 小学校低学年(1年生、2年生)

小学校中学年(3年生、4年生)

小学校高学年(5年生、6年生)

予選 開催地 全国40か所超
開催日程 動画提出 2024年5月1日~8月31日

地区大会 2024年6月~9月

申込期間 2024年5月1日~8月31日
ブロック大会 開催地 東京、大阪、兵庫、福岡、熊本
開催日程 2024年10月~11月
全国大会 開催地 神奈川
開催日程 2024年1月~2025年1月
難易度 ★★★
曲目 以下より選択

https://classicmusic.tokyo/piano/set-piece/

※日程は2024年大会のもの

全日本ピアノコンクール(通称:「全ピ」)は、日本初の全国規模オンラインピアノコンクールとして誕生し、現在ではオンラインと会場演奏の両方でエントリー可能なさきがけ的なコンクールとして広く知られています。

このコンクールの最大の特徴は、会場演奏の審査方法にあります。演奏をその場で聴く審査員による「会場審査」と、プロカメラマンが収録した動画を基にじっくり審査する「収録審査」の2種類を採用しています。

特に収録審査では、審査員が何度でも動画を見返して評価できるため、「演奏順」による相対的な影響が排除される仕組みとなっています。この公平性の高さは、コンクール最大の特徴です。

また、全国大会では各審査員の得点が公開されるため、評価基準が明確で信頼性のあるコンクールとして高く評価されています。こうした取り組みにより、子どもが小さいうちからプロの目に触れる機会となります。

全日本ピアノコンクールは、多様な参加形態や公正な審査基準を備え、子ども、初心者から上級者まで幅広い層が挑戦できるコンクールです。音楽の楽しさを追求するとともに、参加者それぞれの可能性を引き出す場として、多くの支持を集めています。

 

4位 ピティナ・ピアノコンペティション 2025

コンクールURL https://compe.piano.or.jp/
部門 A1:小学2年生以下

B:小学4年生以下

C:小学6年生以下

地区予選 開催地 47都道府県、250か所以上
開催日程 例年5月~7月(2025年は3月1日以降発表)
申込期間 2025年3月下旬~
地区本選 開催地 全国各地
開催日程 例年7月、8月(2025年は3月1日以降発表)
全国大会 開催地 東京
開催日程 例年8月(2025年は3月1日以降発表)
難易度 ★★★
曲目 2025年は3月1日に課題曲発表

ピティナ・ピアノコンペティション(通称:「ピティナ」)は、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会が主催する、日本最大規模のピアノコンクールです。予選から全国大会までの参加者はのべ約40,000組にのぼり、幅広い層から人気です。

このコンクールは、小学生の参加者が特に多いことが特徴で、子どもたちが音楽の楽しさを感じながら演奏技術や表現力を磨く場となっています。また、多くのピアノ指導者が登録しているピティナならではの高い認知度と信頼性があり、全国大会へ進出することは、指導者や生徒にとって大きな目標の一つとされています。

ピティナ・ピアノコンペティションは、初心者から上級者までが挑戦できる多様なカテゴリーを備え、参加者一人ひとりの成長を支えるコンクールです。音楽を通じて新たな可能性を引き出し、夢への第一歩を踏み出す場として、多くの注目を集めています。

 

5位 ショパン国際コンクール in ASIA

コンクールURL https://www.chopin-asia.com/
部門 小学1・2年生部門

小学3・4年生部門

小学5・6年生部門

予選 開催地 全国23か所
開催日程 2024年10月~11月
申込期間 2024年8月29日17時 ~ 9月18日
全国大会

アジア大会

開催地 東京、横浜
開催日程 2025年1月3日~19日
難易度 ★★★
曲目 以下より選択

https://www.chopin-asia.com/26th-edition/regulation/

※日程は2024年大会のもの

ショパン国際コンクール in ASIA(通称:「ショパンアジア」)は、名高い作曲家ショパンの名を冠したピアノコンクールです。その特徴として、課題曲にはショパンをはじめとするポーランド人作曲家の楽曲が多く選ばれており、ショパンの音楽に触れながら演奏技術と表現力を磨く絶好の機会を提供しています。

本コンクールでは、参加者の都合やレベルに応じて「ホール審査」と「動画審査」のどちらかを選ぶことができ、柔軟なエントリー形式が魅力です。特にお子さんの場合、環境や状況に合わせて参加スタイルを決められるため、初めての挑戦にも適しています。

2025年1月には第27回コンクールが開催予定で、さらに注目を集めています。アジア全域から参加者が集うこのコンクールは、国際的な舞台で音楽に情熱を注ぐ若い才能を子どものうちに発掘・育成する重要なイベントとして、多くのピアノ愛好家や指導者から支持を得ています。

 

6位 ブルグミュラーコンクール

コンクールURL https://www.burgmuller.org/
部門 幼児

小学1・2年生部門
小学3・4年生部門
小学5・6年生部門

予選 開催地 全国各地(各都道府県数会場)
開催日程 2024年9月~11月
申込期間 2024年7月~
ファイナル 開催地 札幌・東北・東京・名古屋・東海・大阪

神戸・東中国・中国・四国・福岡・熊本・沖縄

開催日程 2024年11月、12月
難易度 ★★
曲目 以下の曲

https://www.burgmuller.org/p/repertoires.html

※日程は2024年大会のもの

ブルグミュラーコンクール(通称:「ブルグミュラー」)は、「何歳からでも挑戦できるコンクール」をコンセプトに掲げ、幅広い年齢層が気軽に参加できるピアノコンクールとして親しまれています。子ども向けのコースもありおすすめできるものです。

ブルグミュラーコンクールの課題曲には、ピアノ学習者にとって馴染み深いブルグミュラーの作品が多く選ばれており、日頃のレッスンで取り組んでいる楽曲で挑戦できる点が特徴です。技術力や表現力を磨きながら、音楽の楽しさを改めて実感できる場となっています。

さらに、各地区でファイナルが開催されるため、東京近辺まで移動する必要がなく、地域ごとにコンクールを完結できる利便性も魅力です。この仕組みにより、全国の参加者がより気軽に挑戦しやすい環境が整っています。

ブルグミュラーコンクールは、初めてコンクールに参加する方から経験豊富な演奏者まで、すべての挑戦者を応援し、成長のきっかけを提供する場として、多くの支持を集めています。

 

7位 グレンツェンピアノコンクール

コンクールURL https://glanzen.co.jp/
部門 幼児部門

小学1・2年生部門

小学3・4年生部門

小学5・6年生部門

予選 開催地 全国16会場
開催日程 2024年7月~11月
申込期間 2024年6月~10月
東京・福岡大会 開催地 東京、福岡
開催日程 2025年3月、4月
難易度 ★★
曲目 以下の曲

https://glanzen.co.jp/kadai.html

※日程は2024年大会のもの

グレンツェンピアノコンクールは、2024年度に34周年を迎え、(コロナ収束もあり)4年ぶりに予選から全国各地の名だたるホールで開催されることとなりました。

本年度のコンクールでは、各地の一流ホールと最高級のピアノを用意し、指導・演奏で卓越した審査員による丁寧な個別講評を全参加者にお届けします。音楽の表現は理論だけでなく、自身の努力を通じて初めて身につくものです。その過程を大切にしながら、理想の演奏を目指す力を養う機会を未来を担う子どもへ提供いたします。

さらに、グレンツェンでは課題曲の有料配信講座を実施し、参加者がより具体的な学びを得られるサポート体制を整えています。一流の環境で演奏する経験を通じて、音楽の楽しさと達成感を感じていただけるよう努めてまいります。

 

8位 ヤマハジュニアピアノコンクール

コンクールURL https://jp.yamaha.com/products/contents/pianos/yjpc/index.html
部門 A部門:満8歳以下

B部門:満10歳以下

C部門:満12歳以下

予選 開催地 動画審査/ヤマハ音楽教室からの推薦
開催日程 動画審査/ヤマハ音楽教室からの推薦
申込期間 2025年1月7日(火)11:00開始 ~ 1月20日(月)11:00終了
セミファイナル 開催地 北海道・東北・首都圏関東・東海・大阪・九州エリア
開催日程 未定(前回は2024年6月)
グランドファイナル 開催地 未定
開催日程 未定(前回は2024年7月)
難易度 ★★
曲目 課題曲 「バロック様式」 「ロマン派様式」 「古典派様式」+自薦曲

ヤマハジュニアピアノコンクールは、2016年にスタートした比較的新しいコンクールですが、音楽教育において定評のあるヤマハが主催することから、高い注目を集めています。

本コンクールの大きな特徴の一つは一次選考の方法です。「ヤマハ特約楽器店からの推薦」または「個人エントリーによる映像審査」のどちらかを選べるため、多様な参加形態に対応しています。これにより、幅広い層の参加者が挑戦しやすい仕組みが整っています。

さらに、課題曲の演奏だけでなく、自分で選んだ自由曲も披露できる点も魅力の一つです。この自由曲の選択肢があることで、参加者は自身の個性や音楽性をより深く表現することができます。

ヤマハジュニアピアノコンクールは、技術力だけでなく創造性や表現力を伸ばす場として、多くの子どもたちに挑戦の機会を提供しています。音楽の可能性を広げ、自己成長を実感できるこのコンクールは、ピアノを愛する若い才能を育む場として高く評価されています。

 

9位 日本クラシック音楽コンクール

コンクールURL https://www.kurakon.net/
部門 幼児の部

低学年の部(小学1・2年生)

中学年の部(小学3・4年生)

高学年の部(小学5・6年生)

予選 開催地 全国各地
開催日程 2024年7月、8月
申込期間 2024年4月~
本選 開催地 全国各地
開催日程 2024年9~11月
全国大会 開催地 東京、大阪
開催日程 2024年12月
難易度
曲目 自由曲制(好きなクラシック曲を選択できる)

※日程は2024年大会のもの

日本クラシック音楽コンクール(通称:「クラコン」)は、日本国内で初めて予選から決勝まで完全自由曲制を採用したユニークな音楽コンクールです。この形式により、参加者は自分の好きな曲や得意な曲で挑戦でき、個性や音楽性を存分に表現できるのが大きな魅力です。

難易度的にとてもやさしく、予選は、暗譜ができていれば通過可能なレベルで設定されており、初めてコンクールに挑戦する方でも参加しやすい仕組みとなっています。しかし、全国大会では難易度が一気に上がり、入賞を目指すためには高度な技術力と表現力が求められるため、「全国大会からが本番」と言われることもあります。

クラコンは、自由曲制の特性を活かし、参加者の創造性を引き出すとともに、努力の成果を発揮する場として、多くの音楽愛好者や指導者から支持を得ています。初心者から上級者まで、それぞれのステージで自分の可能性を試し、成長を実感できるこのコンクールは、日本のクラシック音楽シーンにおいて重要な役割を果たしています。

 

10位 東京国際ピアノコンクール

コンクールURL https://www.tiaa-jp.com/tipc/
部門 キッズの部 3歳~小学生になる前

小学1~6年生の部 小学校1~6年生

予選 開催地 全国19会場
開催日程 2024年7月、8月
申込期間 2024年7月~8月
準本選 開催地 岩手・宮城・埼玉・東京・神奈川・愛知・大阪・岡山
開催日程 2023年9・10月
全国大会 開催地 東京
開催日程 2024年12月7日(キッズ、小学生の部)
難易度 ★★★
曲目 小学生までは全部自由曲

※日程は2024年大会のもの

東京国際ピアノコンクール(通称:「東京国際」)は、未就学児の子どもから社会人まで、幅広い年齢層に対応した全16部門で構成されているのが特徴のピアノコンクールです。これにより、参加者は自分の年齢やレベルに合わせた部門に挑戦でき、より公平な競争の中で自分の実力を試すことができます。

特に、キッズ、小学生の部門では自由曲での参加が可能で、選曲の自由度が高く、個性を活かした演奏を披露できる点が大きな魅力です。自由曲での参加は、お子さんが自分の得意な曲や好きな曲で挑戦できるため、音楽に対する情熱や表現力をより深めることができます。

東京国際ピアノコンクールは、全国から集まる多様な参加者との交流を通じて、音楽的な成長とともに新たな目標に向かって努力する貴重な機会を提供しています。

 

子ども向けピアノコンクールに応募してお子さんの情操教育や才能開花につなげよう!

子ども向けピアノコンクールは、お子さんの情操教育やモチベーションを高める絶好の機会です。コンクールに挑戦することで、音楽を通じて感性が豊かになり、目標に向けて努力する力が養われます。さらに、曲を仕上げる過程で得られる達成感や、演奏を披露する喜びは、お子さんの自信にもつながります。

初めてのコンクールでは、参加しやすいものを選ぶと安心です。予選通過率が高いコンクールや、発表会より少し上の技術を求められるイベントなど、多くの選択肢があります。また、オンライン参加が可能なコンクールも増えており、気軽に挑戦できる環境が整っています。

コンクールを通じて得られる経験は、音楽だけでなく、努力や自己表現の楽しさを学ぶ機会となります。

親子で一緒に目標に向けて協力し、挑戦を応援することで、お子さんとの絆も深まるでしょう。ピアノコンクールへの参加を通じて、お子さんの成長を支えられるのは大きなやりがいになるでしょう。

 

 

 

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